2022-07-10

スイカ




先日、母の月命日に父とスイカを食べました。
今年初のスイカ。
やっぱり、今日はスイカを食べないとね!と、
父が買ってきてくれました。


母はスイカが大好きで、
毎年毎年、これでもかと言うくらいに、
嬉しそうにスイカを買って来ました。
まあるい大きなスイカをポンポンと叩いて、
これはいいスイカね!
と真剣に見定め、ふうふう言いながら持って帰ってくる。
娘たちが巣立って夫婦二人になっても、
まあるいスイカを買い続けて、
いいスイカがあったのよ!と、
昨年も嬉しそうに電話で話していたのに。

今年は父と二人きり。
父と食べたのはカットされたスイカだったけれど、
少し薄めの甘さが優しく、
美味しかったです。

2022-07-04

誰に何を



私にとっての絵とはなんだろう。
子供の頃から絵を描くことが好きで、
歳の離れた妹が絵本を読み出した時に再び絵本に触れ、
いつか絵本作家になりたい!と思ったあの日から、
かれこれ、、、えーっと、、、

デザイン学校を出て、絵本学校も通い、
何者にもなっていないのだけど。

カレンダーやメッセージカードを作っていた時期もあり、
絵を描くことすら離れてしまった時を経て、
今思うこと。

子どもに向けて描いてないよなぁ。
では誰に、何を?

今ふと思ったのが、
大人の中にいる子ども、
のような気がする。

忙しい現実の中で生きている大人の中にひっそりといる
子どものこころに、
そっと立ち寄ってもらえたらいいな、
と思っている。

子どもに向けてでは、
今の私では何も思いつかないのだけど、
大人の中にいる子どもになら、
思いを巡らすことができる。

ふらっと立ち寄って休んでもらえるような、
そんな絵を描けたらいいな、
と思うのでした。